α7IIIが発表されたのでα6500を買いました。
……えっ?
何かの間違いではありません。正しく説明すると、α7IIIが発表されたのでα7IIを買うことはなくなって、かといってα7IIIは買えず、しかし今持っているα6000には不満があるのでα6500を買ったということです。
α7IIIは素晴らしいのですが、発売直後に買うのは損ですし、同時に買う予定の標準ズームの24-105mm F4(SEL24105G)も2017年11月発売と新しくて価格が下がっておらず、もったいないと思いました。しかしα7IIを買ってもフォーカスエリア移動の煩雑さにフラストレーションが溜まることが分かりきっています。*1 そこで水準器・タッチパネル搭載で操作性が良いα6500にしたのです。APS-Cなのでレンズを買い足す必要がなく予算的にも負担が小さいです。
この買い物の結果、しばらく(何ヶ月か何年か分かりませんが)はボディはAPS-Cで行くことになります。長期的には、どこかでフルサイズ用のSEL24105Gを買ってα6500でAPS-Cの望遠として使い、フルサイズを買うと決心したところでα7IIIかそのときに出ている後継機種を買おうと思います。2020年あたりには70-200mm F4(SEL70200G)がリニューアルされる気がします。
それにしても、先日はこんなことを言ったのに、すぐ買い替えましたね。
水準器が入ってないこととかフォーカスエリアを物理キーでちまちま動かすのが面倒なこととか、ちょびっとα6000のかゆいところに手が届かなさが気になってきましたが、エントリーモデルだから仕方ないですね。今のところα6500とかに買い替えるつもりはありません。描写性能には不満ありませんし。さっき挙げた不便も基本を身につけるためと思ってやっています。
MC-11と17-70mm F2.8-4で大洗、水戸を - ふわふわぷかぷか
やせ我慢をしていましたが結局写真を撮るという作業の中にストレスがあるのが嫌でした。よくカメラはボディよりレンズにお金をかけるべきと言います。その心は「レンズの性能はどうにもできないが、ボディの性能はユーザーの腕でカバーできる」ということです。しかし私は、テクノロジーで解決できる手間は解決するのが良いと思います。
水平・垂直を出す意識、大事です。毎回頑張ってファインダーのグリッドラインに建物や電柱や水平線を合わせてきました。でももういいじゃないかと。水平の大事さは理解したしその意識は十分身に付いたから、もう今後は電子水準器で手早く合わせよう。
手ブレしない構え方、大事です。頑張って安定した構えを取るようにしてきました。でももういいじゃないか、そういう意識は身に付いたから、今後はボディ内手振れ補正の力を借りよう。
ボディに投資することには大きな意味があると思います。ストレスなく撮れることが写真を楽しむために必要です。レンズの描写に一通り満足したら(私は静物撮影に関しては今のシグマ17-70mm f2.8-4に完全に満足しています)短焦点レンズを増やしていくよりボディをアップグレードするのがよいと思います。
追記:早速このカメラで写真を撮ってきました。ukikusa.hatenadiary.com
*1:だって、お金を出してα7IIIを買えばこの手間は生じなかったのだと毎度思うことになるのですから。これまでα6000を使いながら「α6500だったら」と事あるたび思ってきた私のことです。