ふわふわぷかぷか

波のまにまに漂うこころ

人気って分かんない

今日も簡単に(のつもりだったけど案外長くなった)。

 

コード大賞のあとにはハロプロ楽曲大賞がありましたね。私としては、楽曲部門は思ってた通り、その他は意外(不満じゃないです。コレ大事)が多かったです。やっぱり思ったのは現場に行かないと人気って分からないなってことです。推しメン部門(リンク)で鞘師里保佐藤優樹に負けたこと、鈴木香音小田さくら工藤遥より上だったこと、それと私が個人的に注目している室田瑞希稲場愛香の順位はどれも意外でした。

 

ほりほがまーちゃんに負けたっていうのはほんとにびっくりです。今までずっと鞘師が上だったし事務所に推されてきたし卒業補正もあるのに。リホデリなくなったり精神的に参ってるのがもろに見えてたりで魅力が下がったんですかね? まあ、鞘師が落ちたというよりは佐藤の伸びが驚異的なんですが。

ズッキは顔は可愛いし明るいので好きな反面いろいろメンタルとか問題ありげなイメージですが人気衰えませんね。小田が伸びてるのはTwitter見てて感じてたけど工藤より上に来るとは。くどぅーはいつまでたっても掴みどころがないというか「"キャラがない"キャラ」みたいになってるの大丈夫ですかね。ポテンシャルはあるのに。心配です。

室田さん稲場さんは衝撃です。二人とも正規メンとしては新人だけど研修生上がりでファンを持ってると思ってたし、顔もスキルもキャラも良いと思ってたから。室田さんはアンジュルム初期2期の全員に負けてるどころか3期でもドベでした。いなばっちょは嗣永桃子を別枠とすればカントリーの中で一番人気だとてっきり思ってました。年上メンだけど総合力というかアイドル性が飛び抜けてるように見えるので。だけど森戸知沙希ちゃんと島村嬉唄ちゃんより下でしたね(嬉唄ちゃんがカントリー内で桃子に次ぐ2位だったことは正直良くないと思った)。

 

は元々在宅が長かったし、接触イベには参加したことがなく、2014年に何度かコンサートに入ったけど15年は行ってなく、主に楽曲を聴いてライブ映像を観てときどきブログを読んで好きなメンバーがラジオやってたら気まぐれに聴いてみたいなヲタ活をしてて、人気って分かんないなって感覚です。もちろん好みは人それぞれで、自分の感覚が客観的だとか典型的だという保証は何もなく、自分が思う人気と現実が違ったからといってそれがどうしたという話ではありますが昔と今とで人気形成要素の重心が変わってきているということは言えると思います。

今のハローの活動の中心は接触イベントだという状況があります。ハロメンのメインの仕事は05年くらいまでは「テレビや雑誌に出ること(ビジュアルとキャラのアピール)」、10年頃までは「ハロコンと単独ツアーで歌って踊ること(ビジュアルとスキルのアピール)」だったのが今は「接触イベをすること」だと言ってよいです。だからそこでの対応がすごく重要なようです。Berryz工房の終わりの方の夏焼雅はビジュアルが相当キツイことになってたと思いますし(私は雅ちゃんの顔がもともと好きじゃないです、そのうえで2012年以降はさらにうーんでした)トークは(これはデビュー時からずっとそうですが)その場で少ない語彙で適当になんか喋ってるだけで、なぜ人気があって推されポジに居続けてるんだと思ったら握手対応は神だったらしい。握手対応が良いことが大事なのは分かるしそれが人気につながるのは普通のことだと思うけど(桃子だって推しメン部門6連覇するほどの圧倒的地位*1 に上り詰めた原動力のひとつはファン対応だろう)、今やあまりにも影響力が大きいそのパラメータは接触に行ったことがない私には知り得ないことなので、人気が読めないということになるわけです。

 

れこれ書いといて元も子もないこと言っちゃうと推しメン部門ってモノ自体がそもそも難しくてよく分かんないものですね。1推しとは何かっていう気分になって投票するときすごく悩みます。14年は清水佐紀ちゃん、15年は稲場愛香ちゃんにしましたが、今年2016年に誰に投票するかは全く分かりません。現役にしか入れないポリシーなので嗣永稲場室田愛理のうちの誰かになるでしょうか。他の部門みたいに順位付けての複数投票制にしたらもっと実態に正確になって(正確ってなんだ? 実態とは?)面白い気がしますが、それをするとあんまり生々しい結果が出てしまってアレかもしれません。単推しを基本とするガチヲタの清々しい気持ち悪さが建前として出ている現行制度はそれはそれで良いものです。

 

*1:とは言っても、ベリコンはともかくBuono!のライブDVDを観ると愛理が圧倒的に人気なのがコールからも客席の色からも明らかで桃子がかわいそうなくらい。やっぱり人気って何なんだろうね。分かんない。

娘。小説の設定

はほとんど下火になっているようだけど、2001年から2005年頃にかけてネット掲示板ハロプロの創作小説が盛り上がっていた。「娘。SS」とか「ハロプロ小説」でググってみればその有名なものに触れることができる。このこと自体はずっと前から知っていたけど、オリジナルコンテンツから二次創作として妄想を書き連ねて内輪で褒め合ってるなんて気持ち悪いという感覚があったのか(基本的に同人界隈に対してこういう見方がある)それとも単純に他にもっと見たいものがあったのか、私は現実以外のストーリーに目を向けてこなかった。しかし、先月さゆロス展に行って感激したことが関係してか今ではファンが作り発信するコンテンツへの見方が変わってきた。

メンバー間の人間関係はいつの時代もファンの関心事の一つ、なかでもやはり仲の良い組み合わせは想像して楽しい。歴代のモーニング娘。カップリングとして有名なのは「いちごま」「いしよし」「さゆえり」だと思うが、私はとくに石川梨華×吉澤ひとみの「いしよし」が好きだ。同じ思いのファンはたくさんいたらしく、ハロプロ小説のなかにはカップリングものがジャンルとしてあるのだが1444(いしよしのこと。平仮名が続くと読みにくいので適宜この表記を使う)は一時これの主流だった。ゆえに作品数が多く名作として語り継がれているものもある。そんな中たまたま目についた『水魚なふたり』を読んだのをきっかけに、目下私は娘。小説にハマっているのだ。

 

の世界を好きになって日が浅いのでまだ1444をいくつか読んだ程度だが、*1 それでも複数の作品を読むうちアンリアルもの*2 のキャラ設定に共通点が見えてきた。そしてそれはハロモニや現実のエピソードに基づいたものだ(気付いた瞬間「私も娘。に詳しくなってきたなぁ」と嬉しくなる)。以下に例を挙げよう。

 ・学園もので保田圭は写真部の部員か顧問:一時期保田はカメラに凝っていて常に首から提げていたので。

・保田が石川の姉貴的ポジションになる:梨華ちゃんが娘。に加入したとき圭ちゃんが教育係として付いたことから。

藤本美貴のツッコミがきつい:ツッコミキティに逆ツッコミキティ

加護亜依が(似非っぽい)関西弁を使う:あいぼん奈良県出身なので。現実の加護ちゃんはテレビでは全く訛らないから関西弁の印象がないがプライベートでは使うらしい。

・石川は美的センスがない:2002年12月のハロモニ裁判で、私服のセンスが悪すぎるとして「ワイセツ物陳列罪」で訴えられ有罪になったことから。

・やきそばが出てくる:『うたばん工業高校文化祭』で梨華ちゃんとよっすぃ~が焼きそばを作ったため。*3 また、辻希美ハロモニでゲームに負けて焼きそばを食べられず泣いたことがあるため。さらに、「梨華ちゃんが作った焼きそばはトイレの臭いがする」と辻が言ったことがあることから。これに関係して梨華ちゃんの料理下手(or 今は上手だけど昔は下手だった)設定も。

・吉澤が体型について口にする:2002年夏と2003年夏に吉澤がかなり太ったことから。その前後も断続的にぽてぽてしていたが03年の暮れにはほとんどスッキリし、04年からはイケメンお姉さんとして完全復活した。

 

このくらいにしておこう。他にもあるだろうけど記事が間延びするので!

上に挙げた元ネタの分かっている設定のほかに、テンプレだと気付いたけど何が元ネタか分からないものがある。今のところ以下のふたつ。

 ・石川が初め携帯電話を持っておらず、物語の途中で買うけど使い方が分からず吉澤などに教えてもらう:当時はケータイ持ってる人と持ってない人がいたっていうただの時代背景なんだろうか。でもいつも梨華ちゃんが持ってなくてよっすぃ~に薦められて買うパターンで逆はない気がする。確かに梨華ちゃんは家庭が比較的厳しいというか両親によく目をかけられてるイメージはある。あと、確か2005年6月頃のちゃんちゃかチャーミーで「最近やっとパソコンが使えるようになりました」みたいなことを言ってて、機械に弱いのかなと思ったけど当時からそういう扱いだったのだろうか。

・学園もので石川が吉澤や後藤真希との初対面時に敬語を使われて「敬語じゃなくていいよ」みたいなことを言う:これが一番謎。梨華ちゃんがよっすぃ~にこれを言う*4 機会があったとしたらオーディションのときか加入直後だろうけどその時期の梨華ちゃんはあからさまに根暗そうだったからこんなこと言うイメージがない。ごっちんに関してはそもそも加入した期の関係上、梨華ちゃんのほうが敬語を使ってごっちんがいやいやタメ口でいいですって言う立場のはず。したがって現実のエピソードでこれを説明するのは難しそうだ。小説内で吉澤と後藤は必ず同級生で石川は彼女らと同学年の場合と一学年上の場合とがあるのだが、とりあえず現状での仮説としては、同学年設定のときのこのセリフは「作者の戯れ」(現実で学年の違う連中を物語内で同級生にしている虚構をメタ的に指摘して楽しんでいる)、先輩設定のときのこのセリフは「物語進行の都合」(学校で後輩が先輩に最初からタメ口で喋るわけにはいかないけど早く仲良くなってもらわないと困るから)というふうに解釈している。つまりは小説限定の約束事なのかなと。

求ム情報!

*1:ところで、読むうちに私は百合エッチとかドロドロした肉体関係の描写が苦手だということが分かったから、プラトニックないしよし小説をあらかた読み終えたらカップリングでないものを読むつもりだ。最初に読んだのがとびきり清純な『水魚なふたり』でなかったら刺激が強すぎて娘。小説を好きになることはなかったと思う。

*2:モーニング娘。メンバーがモーニング娘。メンバーとして出てくるのがリアルで、年齢や身分などが脚色されているのがアンリアル。アンリアルの代表的なものは、学園ものとファンタジーもの。

*3:

www.youtube.com

*4:前提事項として、2001年には既に互いをニックネームで呼び合っていた石川吉澤後藤は三人とも1985年生まれだが梨華ちゃんだけ早生まれなので学年が上である。また後藤は3期、石川吉澤は4期メンバーである。

ハロメンのラジオ

近、移動中の電車などで、石川梨華の『ちゃんちゃかチャーミー』、道重さゆみの『今夜もうさちゃんピース』、嗣永桃子の『ぷりぷりプリンセス』、新垣里沙亀井絵里の『FIVESTARS』、真野恵里菜の『MANO-DELI』、鞘師里保の『RIHO-DELI*1 の録音を聴いている。今まで知識としては知っていたエピソードを本人の口から改めて聞けたり(さゆが小学校に行く途中でダンゴムシを拾って一日一緒に遊んでた話とか)、一部の決まりごとがラジオ発祥だったことを知ったり(桃子の小指がファンの愛を受信するアンテナであるという設定とか)、なかなか楽しい。りほりほは2012年の春を迎えた途端何の前触れもなく「ひゃっほい!」を言い始めた。

聴く番組はその場の気分で適当に選んでるけどそれぞれの番組のなかでは放送日の古いものから順に聴くようにしている。第1回から順に聴いてるものではたとえばこんうさピーは2007年8月、リホデリは2012年6月まで来た。

放送の年月日を意識していないと、番組中で流される「新曲」に驚くことがある。マノデリでスマイレージのインディーズシングルがかかったり、こんうさピーで胸スカが流れたり。私が普段している各グループを単独で時間軸の中に置いてあれこれ沿革を追うのを縦向きの思考と呼ぶなら、ラジオでのこういった曲紹介は特定の時期にそれぞれのグループが何をしていたのか相互に結びつけて意識させる、いわば歴史が横向きに繋がる瞬間だ。

ALL FOR ONE & ONE FOR ALL! のMVや昔のハロモニやDマガを見て驚いたことがあるから頭では分かっているんだけど、娘。の6期は意外とベリキューと歳が離れてて*2 端的なことを言うと6期は2005年頃から顔つきも雰囲気も大人びるのにキッズは2007年でもまだまだヒヨッ子という感じで、*3 こんうさピーに桃子がゲストで来たときの両者の様子は新鮮だった(私がハローを知ったころにはキッズも一人前になっていて、さゆと桃子の絡みは2011年の モベキマスってなに?? の印象が強いのだ)。そうかと思えば、その次に聴いたマノデリで真野ちゃんが桃子をタメで語ったりリホデリで鞘師が愛理nksk茉麻あたりをお姉さんとして語るから混乱する。

現在のハロプロも楽しいけど過去を発掘するのも劣らず面白い。それだけハローの歴史には深みがある。しばらくこれで楽しめそう、というか音源が膨大過ぎて聴き終える目処が立たないくらいだ。いつか昔のボノラジオ*4 も聴きたいけれどどれだけ先になるやら。

*1:RIHO-DELIは最後の数ヶ月は生で聴いていたけどそれ以前を知らず。この番組で鞘師を好きになったので最初から追いたかった。

*2:キッズも6期もオーディションが2002年でその当時の年齢を考えれば当然っちゃ当然だが。

*3:℃-uteに至ってはメジャーデビューが2007年の春だ。

*4:トラボノになる前のMusicBuono!とCafe Buono!

ライサバから5年

今日は12月15日。ライバルサバイバル千秋楽@横浜アリーナ亀井絵里ジュンジュン、リンリンの3人が卒業して5年だ。実は私は勘違いしていて12月16日だと思っていたのを、朝起きたらTwitterハロ垢のタイムラインがえりりん一色だったこととハッシュタグに教えられた。

私が今日ここでプラチナ期とか横アリのコンサートについて書くことはない。もちろん思っていることはあるけど、何と言っても私はこれに関して後追いの部外者だから。語る資格を持つのは当時を知る人のみ、歴史家がコンサートDVDを解説するなんてのは記念日にふさわしくない。

プラチナ期があの日終わり、カラフル期と道重期を経て、今のモーニング娘。'15 そして目前に迫っている'16は将来どんなふうに呼ばれるだろう。田中れいなの卒業がカラフル期と道重期を分けるように、鞘師里保の卒業でグループのカラーは変化するだろうか。

 

どぅーでもいい話。「モーニング娘。」の後ろにつく数字、ワンフォーはしっくりきて改名は悪くないと思ったしワンファイブもまあいいかなってなったけど、ワンシックス ワンセブン ワンエイト ワンナインは響きがいまいちじゃない?

 

今日のブログは内容がないからせめて画像を貼って終わることにする。モーニング娘。は永遠の愛の形。

 

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私の中でのモーニング娘。

2007年春のモーニング娘。コンサートツアー SEXY8ビート千秋楽、吉澤ひとみ卒業セレモニーで新垣里沙が「吉澤さんが卒業しちゃうと私の中でのモーニング娘。がいなくなっちゃうんですよ」と言ったのを知らないヲタはいまい。自分自身が娘。メンバーでこれから一番の先輩としてグループを引っ張る立場になるというときに、あろうことかモーニング娘。がいなくなると言ったのだ。衝撃発言だが黄金期の娘。に憧れて娘。を目指した5期メンバー新垣を象徴する名言である。後追いファンの私も最近DVDを買って映像を見た。よっすぃ~は「(0^~^)そんなこと言わないでよガキさーん」「(0^~^)なーんでそんなこと言うんですか」なんておどけたけど、客席のヲタやハロプロファンは新垣に共感した人も多かったのではないか。

むろんオリメン原理主義者からすれば「何を今さら」だろうし、6期ヲタは逆にこれからが本番だと意気込んだかもしれない。ガキさん同様ファンにもそれぞれ自分の中でのモーニング娘。があり、メンバーが入れ替わる中でそれを更新しながらファンを続けたり更新しないけどファンを続けたりあるいはファンをやめるのだ。

 

ころで私は黄金期の娘。を知らない。実はプラチナ期も知らない。2010年にハローのファンになったが、それはスマイレージを知ったときで、ハロー!プロジェクトという枠組みを理解し娘。にたどり着いたのは11年を迎えてからのことだ。すなわち私が出会ったモーニング娘。はプラチナ体制崩壊直後、9期が加入して高橋愛の卒業を控えたモーニング娘。である。ちゃんと興味を持ったのは10期が入って友人が工藤遥にフィーバーした頃だからさらに数ヶ月後だ。そうであるが、ガキさんにとっての黄金期みたく高橋政権末期ないし新垣リーダー期が「私の中でのモーニング娘。」になったかというとそうすんなりと話は運ばない。

私は2011年には依然スマイレージに入れ込んでいたが、小川紗季前田憂佳が立て続けに卒業発表し(中でも小川は発表したと思ったら瞬く間に去ってしまった)、この間に2期メンバーが入った。私は当初この2期をスマのメンバーとして受け入れられなかった。ハローのオタクになりたててで新メンバー加入というものに慣れていなかったのもあるし、新メンバーが私には幼すぎたというのもあるし、抜けた/抜けるのが1推しのさきちぃと2推しのゆうかりんだったというのもあるが、とにかく2期を認められなかった。

このスマのゴタゴタと前後して娘。に10期が入った。私はそこでこの10期をスマの2期のように見た。既存のグループに加わったおまけとして。当時の娘。は(高橋)新垣田中道重光井+9期+10期という顔ぶれだったが、それを プラチナメン=大人 と 9/10期=子供 という区分でとらえた。9期ともども2011年加入組を娘。にありながら一人前の娘。メンと見なさなかったのだ。

 

ょうどこのころはプラチナ期という言葉が盛り上がり始めて、懐古的に「プラチナ期はよかった」「洗練されたパフォーマンスのプラチナ期こそ至高」みたいに言われ出した時期だったと思う。そして私自身はメンバーが幼くなりそれまでのオーラがなくなったように思えたスマにネガティヴな感情を持っていて、同様の思いを持っていた娘。ファン(娘。ファン全員がそう思っていたという意味ではなく、娘。ファンのうちそういう思いを持っていた人たちということ)にシンパシーを感じ、楽曲を聴きながら本当には知りもしないプラチナ期を自分の中に取り込んでいった。

現実にはそのとき既にプラチナ娘。は崩壊していたから、プラチナ期がそのまま「私の中でのモーニング娘。」になったのではないが、ほどなく私の中で娘。のメンバーは(高橋)新垣田中道重光井の4人ないし5人だけという意識が出来上がった。それはプラチナの生き残りメンであり、ニアリーイコールでプラチナだ(楽曲という意味では意識はほとんどプラチナ期に向いていたし)と言うなら言ってもよい。その違いは重要でない。まとまりに欠けるがこれが私の「私の中でのモーニング娘。」の結論である。したがって私にとっては、件の名台詞を借りれば昨年11月26日の道重さゆみ卒業を以て「私の中でのモーニング娘。がいなくなっ」た。

こんな事情があってか最近まで私は結構なプラチナ厨だった。さゆが卒業しプラチナメンが完全にいなくなってからやっと変わって、今では現役の娘。メン、ではなくむしろプラチナより以前の娘。にプラチナに近いくらい実感を持てるようになってきたのだけど、この話はまた機会があったらすることにしよう。

工藤遥がヤン娘。に (メインは鞘師)

イトルの通りです。鞘師里保の卒業に際してヤングタウン土曜日のレギュラーが鞘師からモーニング娘。'15の工藤遥に引き継がれることが先程の放送内で発表されました。

と言っても私はヤンタン聴いてないんでTwitterで知ったんですけど。

このヤン娘。のポジションは山崎会長の独断で決められているという話なので今回の抜擢は事務所が工藤を推していることの表明と解釈でき、それは私が考える娘。の方針として間違っていないのですが、正直言うと心配です。工藤への負担が大きそうで。

私はあのラジオは道重さゆみがレギュラーだったころから既に聴いてませんでした(たまにそこでのやり取りが話題になるとその部分だけ断片的にチェックします)。私の個人的な感覚ですが、番組全体の雰囲気が昭和でストレートに言うと品がなくて聴いていられません。アイドルにふさわしくない話題を平気でメンバーに振りますし。好きな人がそれなりにいるから続いてるんでしょうが私みたいな若者はキツイと感じます。さんま御殿なんかも受け付けないんですよね。現代っ子

あの番組に出演することは高校生以下のメンバーにはストレスが大きいんじゃないかと思います。私は鞘師が卒業を決断するほど疲弊してしまった理由の一つがヤンタンだと本気で考えています。鞘師は加入直後からRIHO-DELIというソロ*1 のラジオをやっていて、この番組がリラックスして素を出せる家のような場所になっていました。この3年9ヶ月続いたマイホームを12期の新番組に明け渡し、2015年初めから道重の後釜としてヤンタンに送られたわけです。リホデリとヤンタンの雰囲気は「ほのぼの」と「ギトギト」でまさに対極、心配だったので初めの時期に少し聴いたのですが鞘師はほとんど喋れなくて存在感がなく、ときたま発する声には戸惑っている色がありありでした。それで私にとってますますヤンタンは聴いていられないものになったのですが(今では少しは良くなったのかしら?)、あの時期の鞘師をヤンタンに放り込むという事務所采配は彼女に成長より消耗をもたらしたのではないでしょうか。

 

て、いまサラッと書いた「あの時期」というのは、彼女がそれまで以上に自分に責任とプレッシャーと不安を感じ始めた時期です。2014年の最後の3ヵ月は、12期加入と道重卒業という二つの大きな転機が重なりました。

鞘師は以前からエースとして多くの曲でセンターを任されパフォーマンスにおいて中心的な役割を担っていましたが、まだ若くキャリアが浅いため自信に欠けるところがあり先輩に精神的に依存しているように見えました。高橋愛が抜けた後は田中れいな、れーなが抜けた後はさゆが、鞘師にのしかかる娘。の看板を背負い、彼女をパフォメンとしてのびのびさせるよう努めていました。真面目で責任感が強い鞘師のことなので、道重さんが卒業した後は自分が娘。を背負うんだという覚悟は前々からしていたはずですが、実際に抜けてみるとその重みはやはりこたえたでしょう。鞘師は(グループ内で孤立しているからとかではなく性格的に)一人で抱え込むタイプなのでなおさらです。その一方で12期が入り、この中からかつての自分のように推されるメンが出てくると鞘師自身がかつてれいなをそうしたようにセンターを外されるかもしれないという不安があったはずです(現実には佐藤工藤小田といった既存の後輩に押されてポジションを下げました)。

そういった精神的に不安定な時期に、自分のキャラを切り開きファンとの懸け橋ともなっていたソロラジオを終了させられ(この終了自体は12期の売り出しも必要なので仕方ないのですけど*2)代わりにヤンタンというのは、負担が大きすぎたのです。

 

がなが鞘師の話をしましたが、もう鞘師が辞めるということは決まっているので、前を向いて、工藤です。工藤は鞘師より1歳若く現在高1、この少女を飯窪さんま村上ショージのなかに突っ込むというのはなかなか大変です。*3 鞘師よりノリが軽いし言われたことを真に受けてクソ真面目に悩んだりはしなそうだけど、モー女とかでやってるみたいにでしゃばって話を仕切らせてもらえると思ったら痛い目に遭うでしょうね。それも経験か……。

 

P.S. どぅー起用に疑問を投げかけた手前、代案を考えよう。第一に思いつくのはやはり桃子。カントリーだと稲場ちゃん。山木さん(来春で高卒)ものらりくらりやるかもしれない。℃-uteメンはことごとく話がつまらないイメージで、それも愛理以外は言葉を知らないタイプだからさんまさんに嫌われそう。JJのかなともはきっと上手くやれる。桃子以外なら一番期待できるのでは。アンジュはかにょん抜けたから適任いないかな。あやちょは露骨に嫌がりそう。娘。から選ぶなら誰がよいだろう。年齢の時点であゆみずきと生田だけなんだよね……。こぶつば以下略。

*1:厳密にはデリくんというペットがいるので二人。

*2:2013年の未来少女オーディションのとき鞘師はマネージャーに「12期が入ったらリホデリ交代ね」と言われたらしい。このときは該当者なしで延命したが翌年の黄金オーデで合格者が出て枠を明け渡すこととなった。

*3:調べたら昔に加護ちゃんもレギュラーやってたらしい。すごいなぁ

我武者LIFEと℃-ute

ロプロ楽曲大賞'15の投票が昨日で締め切られました。

投票するにあたって今年の新曲のMVを見直していて、感慨深かったのが℃-uteの『我武者LIFE』です。


℃-ute『我武者LIFE』(℃-ute[Gamusha LIFE])(Promotion Edit)

リリースされたのは4月らしいので特に最近ということはないですけど、2月はベリ活動休止に向けてバタバタしていて3月以降はなんだか虚無状態で、とにかくこの時期は℃-uteに目が向いてなくて全然追えてなかったんです。ハロステでチラッと見たかも?くらいで。

そういうわけで気持ち的には初見。

ああ℃-uteは大人になったんだなと感じました。もっとも、℃-uteのシングルは、『君は自転車 私は電車で帰宅』『会いたい 会いたい 会いたいな』あたりからそれまでのギラギラ路線ではなくなってマイルドだったりスタイリッシュだったりビートの軽い方向に向かっていましたが(そしてそのことが2010年にハローを知り2011年までに当時のギラギラ℃-uteを「現在進行形の℃-ute」として受け入れた私のなかで違和感となっていましたが)、ことさらこの曲でそれを感じたのは、『SHOCK!』を思い出したからです。

℃-ute 『SHOCK!』 (MV) - YouTube

似てるというか、撮影場所の雰囲気に共通性を感じませんか? 地下駐車場で、基本正面からの構図で。

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SHOCK! はアレンジもダンスもかなり激しい部類で、上に書いた℃-uteのギラギラ路線*1 の幕開けを告げた重要な楽曲です。*2

それから5年経ち、リリースされたこの我武者LIFEのMV。さわやかで癖のない曲に軽めの振り、穏やかなメンバーの表情にグループの成熟を感じます。

個人的な話をしますと。道重さゆみが去りBerryz工房が退いたハローでいまや一番のベテラングループである℃-uteは結成から10年、そのストーリーが終結の局面に入っていることはいよいよ状況的に明らかなのですが、私の心の中ではそう思っていないところがあって、それが自分の思っている℃-ute℃-uteが実際にやっていることとの食い違いという形で内心でわだかまり、特に最近1~2年は℃-uteをどう捉えればよいのか分からなくなっていました。しかしこの曲を聴くと、私がしがみついているような過去をこのグループはとうに振り払って進んでいるということを思い知らされます。

 

武者LIFEを語るうえで触れずにいられないのが、この曲が外注楽曲だということです。テレビ企画の関係で提供された曲で、つんく♂は関わっていません。

それで引っ掛かってくるのが歌詞です。読めばわかりますが、Berryz工房の『普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?』と『Love together!』を足して2で割ったようなことが書いてある。℃-uteが歩んできた道のりを振り返ったような体をしているんですね。これはファンには面白くないものがあります。外様のお前が何を見てきたというんだ、知ったツラして総括してんじゃねえよという話です。私以外にもそう思っている人が一定数いるように思います。感情的なものなので仕方ないことです。

そういうバッシングを指して「この曲はハロヲタ界隈で正当に評価されてない」と言う人がいるようですが、個人的には楽曲そのものだけを見るのではなくこういう背景をも勘案したものが正当な評価だと思います。曲はただ曲としてあるのではなく、『我武者LIFE』は「℃-uteの『我武者LIFE』」として聴かれるのですから。

*1:この曲やダンバコ、キスミー、MT、ステデゴが象徴する路線と言ったらイメージしてもらえるでしょうか。

*2:梅さんが抜けたこととこの路線転換が関係しているかは分かりません。

いまのところ

知識がないので、とりあえず見たままモードで編集することにする。

よく分からないけど,この先Markdownのことをちょっとわかるようになっても,文字は先にこっち(見たまま)で書いてしまった方がはやそう。

句読点で書くか、コンマ句点(コンマは全角)で書くか,ちょっと迷っているところ。句読点のほうが良いかな、たくさん英語使うイメージないから。